Ayu

アメリカン・アニマルズのAyuのレビュー・感想・評価

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)
4.0
監督登壇試写会にて鑑賞。ポスタービジュアルのぱきっとしたオレンジや予告の作り方がとっても上手くて気になってた一作だったので一足早く観れて嬉しかった♡

実際の犯人4人組が出てくると事前情報は聞いていたけれど、とにかく予想以上に出てくるまさかの半ドキュメンタリー方式かと思いきやフィクション(大学時代を演じる役者パート)とノンフィクション(出所した実際の彼らのインタビューパート)の境目がどんどん曖昧になっていく撮り方がとってもユニーク!

とくに終盤のどんでん返しが観ている観客に「真実とはなんだ?」と挑戦的に問いかけてくるようでこの映画好き!って思った。ヴィンテージ本を「盗むか」「盗まないか」何度も中止になりそうな危機を乗り越え、最後の越えちゃいけない一線を越えた彼らの嘘みたいな本当の話、でも本当って何?誰の視点からの話が本当なの?そもそも真実を語っている人はいるの?とじわじわくる余韻がたまらない。

計画のリーダー的存在のエヴァン・ピーターズ(どこかで見た顔だと思ったら新X-MENのクイックシルバーだった、ハンサム)演じるウォーレンの無茶苦茶だけど引き込まれちゃうリーダーシップは実際のウォーレンが登場することでより説得力が出る、という珍しいパターン。『ダンケルク』『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』で頭角を現してきたバリー・コーガンが一番本人に寄せてなかったな(良い意味で)大好きな『glee』シリーズから出世したブレイク・ジェンナーも短気な筋肉オタクのチャズを好演。

そして上映後のバート・レイトン監督のトークショーだけでも結構ボリューミーな内容でありがたかったのに、去り際にサインお願いしたら頂けて喜んでたら終了後に即席サイン会が始まって、サインに名前足してもらえて写真も撮ってもらえて感謝感激です(´;ω;`)50人は並んでた列に宣伝さんも小話をお話ししてくれたり、監督も一人一人に一生懸命対応してくれてとても誠意が見える距離の近いプロモーションに久しぶりに感動しました、ありがとうございました!
Ayu

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