「魔が差した事によって犯罪に手を染めてしまった男たちの葛藤を描くヒューマンドラマ」
あらすじの内容とスタイリッシュなポスターからオーシャンズシリーズやバットジーニアスのような華麗なクライムムービーかと思ってましたが、実際にはただの学生たちが犯罪に一歩踏みれてしまい、葛藤していく過程をドキュメンタリータッチのように描いた作品でした。
実際の4人もインタビューしながら回想する形で登場し、現実と回想の境目も曖昧にしたり、第4の壁を破っての視聴者に話しかけたりと何が事実か分からなくなるような演出も斬新な印象でした。
世の中に大きな影響を及ぼすような大事件では決してなく、言うなればワイドショーや新聞で小さく取り上げられるような小さな規模でのイチ犯罪の出来事をクローズアップして、その実行犯である学生たちの内面などに焦点を当てた作品。
ここまでの犯罪はないにせよ、何か悪い事をしてしまった罪悪感や緊張感を味わった経験がある人は部分的に共感してしまう所もあるなと感じてしまいました。
役者を演じた彼らの表情の演技が素晴らしいのでぜひ注目してほしいです！
