まず、レザボア、オーシャンズ11を完全に捨てていきました。それを期待する作品ではないというのはわかっていたので。華やかさもスタイリッシュさも要りません。どんな人達がどんな気持ちで何を起こしたのか、それを教えてもらいにいってきました。
結果、ズタボロに引っかき傷です。
とても浅はかで、痛々しい。危ない橋を渡るような器じゃない。だからといって可愛らしく思えるような無邪気さもない。本人達も含め、全員のグダグダ感に正直腹が立つ。
でも、青春時代に直面する気持ちは理解できる。
青臭い沼でもがき苦しんでいる様に、悶々としていた自分の気持ちを重ね、あまりに無様で哀れな結果に。涙をボロボロ流しながらのエンドロール。
ハンカチはカバンの中。喫茶コーナーで食べきれなかったシナモンブラウニーを包んである。拭くものがない。周りを見渡しても誰1人として泣いている気配はない。そうだよね、そんな映画じゃないよね。
1人で行って本当によかった。
この行き場のない、どうしようもない感情から早く逃れたいので、当分ポスターは見たくありません。笑