kumo

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話のkumoのレビュー・感想・評価

3.9
人間できないことの方が多いんだから出来るやつぶるのはやめろよ、の言葉が心に響いた。出来るやつを装うから勝手に疲れて自分自身や世の中が嫌になってたんだろうなと思うと、自分にとって何が大事なのかを考えて正直に生きるということの意味が理解しやすくなった気がした。
この物語の主人公は難病を患っていて、正直に生きる=自分の家で自分の人生を生きていくことであり、健常者からしたらなにか大それた特別な話に思える。けどそうじゃなくて、自分が大事にしたいものを大事にして、その中で出来ないことは人に頼り、自分の人生の責任は自分で引き受ける、誰にでも通じるそんな生き方が映し出された映画でした。
毎日必死に前向いて生きてる人の姿はやっぱりいつ見ても勇気や元気をもらえるから好きです。3回くらいは泣いた。
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