ラララプソディー

機動戦士ガンダムNTのラララプソディーのネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムNT(2018年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

 面白かったです。私はガンダムシリーズを網羅しているわけではないですが、用語や歴史の要所要所をわかっていれば、内容はわかるかな、といった作り。反対に言えば、なんの単語かわからないとなんの話をしているのかわからないまま終わりそうです。(どのガンダムも基本的にはそうですが…)
 申し分ないのは戦闘のシーン。一時間半といった時間の中で、魅力的且つ圧倒的な迫力で戦闘を描けたのはすごいな、と思いました。劇場で見たらそれはそれは興奮したことと思います。

 過去の記憶と現在を織り交ぜながら進むので、もしかしたら混乱しやすいかもしれません。(もちろん主役3人の容姿は成長しているので、3人が出てくれば現在なのか過去なのかすぐにわかると思います)
 作画も安定していて、キャラクターの見た目も、いわゆるガンダムの人間のキャラクターらしく、シルエットでわかる髪型や、色で見分けるカラーリングになっていて、良かったと思います。
 余談ですが、ミシェルが幼少期男の子に見えて、対比してリタに女の子らしさを詰め込んだ感じがしました。私だけかもですが🙏

 特に好きなキャラクターは、ブリックさんとゾルタン様ですね。
 ブリックさんは言わずもがな、あんな忠誠心で秘書を務めてもらえたら、ときめいてもおかしくないのではないでしょうか。ミシェルの一緒のさいごのシーンは、例え脅されても降りない、折れない強い意志が感じられて、かっこいいなと思いました。
 ゾルタン様は、まず、見た目が好きです。義眼も好きですし、髪型も変わってて好きですし、傷跡とそれに合わせたらしいタトゥーも好きです🤗
 とち狂った性格や、失敗作と言うことにかなり心が病んでいる部分も好きです。
 中の人は梅原くんですが、キルヒアイス(銀河英雄伝説←新しいアニメーションの方)についで合っていて素敵だなと思いました。

 ストーリーとしては最終的に、お互いに懺悔というか、贖罪を果たし合い、主人公であるヨナだけが生き残る、という形ですが、ミシェルの気持ちも、リタの気持ちも、上手いバランスで感情移入しやすいように作られていて、考えられているなぁ、と思いました。
 ちなみに言うと、ヨナは少し印象が薄いですね🥰
 さいごの方に出てきた、バナージめっっっちゃよかったですね🤗

 …と、駆け足で見たので、また次に見る機会があったら、もっとじっくりとみられたらいいなとおもいました。
 挿入歌や主題歌も合っていたし、声優さんも違和感なく見られました