このレビューはネタバレを含みます
恋愛映画は好きじゃないから見なかった。これもそういう映画だとは思わなかった。
けど、とてつもなく切ないのは、かけがえのない人を失ったからじゃない。
そんな運命的な話あるかいってツッコミはおいておいて、シンプルに夢が叶わなかったことを悔いるのではなく、もう既にかなった幸せをしっかりと有り難く受け止めたことに価値があるのだと気付かされた。
そうすることでああ言うふうになりたいなって想う儚い願いも、決して悲劇にはならない。
何が良くて悪いかなんて、そいつ自身が決めることだから。というかすでに、決められていて、きっとそれらを味わうためのものだから。