きっと好き嫌いや感じ方が分かれそうだけど、
なんかとても心に残った作品。
アーティスティックでシュールな仮面。
ちょっとブラックジョーク。
展開がかなりテンポよく、飽きない。
時代や社会に翻弄される、
と言うのもそうだけれど
もっと小さなくくりで見ても、
他の誰かと影響し合いながら生きている、
間違ったり、傷つけたり、綺麗でなく泥臭い3人だったけど、
でも優しくしあえる時もあるんだなあ、
人間ってそうだよなあ、って思った。
みんながどこか欠けてたりでっぱったりしていてとても人間だった。
やり直せばいい、寄り添えばいい、
人は自由なんだ、
ってなんだか強く思えたラストだった。
マイヤールの視点でみていたからかな。
芸術と自由を愛したエドゥアールの視点から見るとどうなのかな。
原作を読んでもまた変わるのかもですね。
3人がダンスするシーンがお気に入り。
正しいかそうでないかは置いておいて、
一緒に笑って過ごした瞬間があるっていうのがなんだかぐっとくる。
1人でないことは、不幸にも幸福にもなる、苦しさにも温かさにもなるんだなあ、としみじみ。
お姉ちゃん、すご…。
2019-32
