マルセイユのsuのレビュー・感想・評価

街を歩くゾフィーを捉えたバスの車窓からのカットが、さっきまでそこにいた彼女を失ってしまった場所からの目線のような寂しさがあり印象深く。
二度目のマルセイユの訪問で彼女がショッキングな事件を語ったのち、街を歩く場面ぎ再び入ると、マルセイユの建物のゲートへ消えていく背中は車が走る道路に挟まれ見えなくなりスクリーン上の彼女に寄り添うことができない断絶を実感した。