心がヒリヒリするドキュメンタリーだった。
私はファッションにはまるで疎い方で、昨今の奇抜なファッションショーを見てもこれは一体…となってしまう人間だったのですが、このドキュメンタリーを見てファッションショーが概念で内面的なものを芸術に昇華した場(少なくともリーの場合は間違いなく)なのかなと少しだけ前よりイメージが掴めた気がする。
最近のファッションは奇抜なスタイルのモデルがランウェイを歩く動画のコメント欄にファッションは死んだとかゴミだとか一般の人があれこれ書きこんでるの見るけれど、本当はもっと深淵でその裏側に何があるのか目を凝らせば、表面的な中傷の言葉には流されない何かがあるのではないかと、開眼する思いでした。
リーの人生は壮絶でまさに映画そのもの。
エンドロール前に流れる彼の遺した素晴らしい服の数々は目を見張るものがある。もっともっと見てみたかったな…
リーの人生や彼のクリエイティビティにものすごく興味が湧いたので色々な文献を漁ってみようと思います。
p.s ファッション系のドキュメンタリー、U-NEXT充実しまくってて最高。