マックイーン:モードの反逆児の作品情報・感想・評価・動画配信

「マックイーン:モードの反逆児」に投稿された感想・評価

KNN

KNNの感想・評価

3.8
犬と海と過去と楡の木とランウェイ。
シャロームハーロウのペイントドレスと、スキャンダル後のケイトモス起用のコレクションのイメージだったけれど全てショーは“私的な感情”という本人の形容がしっくりくる。
私的な感情を毎シーズン見つめて発表する環境なんて、はたから見ればどうかしてる。
めっちゃ格好いい。。
エネルギッシュすぎて観てるだけで熱出そう
ゆーま

ゆーまの感想・評価

3.1

内容とはズレてると思うけど、ランウェイでの洋服と店舗での洋服って大きく違うんだなーって感じた。

芸術品と日用品ってだいぶ対極にあるものを同時に作り出すって異常や。
WOWOW.

天才ファッションデザイナーのドキュメンタリー映画。
全く存じ上げない方でしたが、素人でもセンスに溢れている人だなと思えた。
デザイナーというより舞台プロデューサーレベルでショーのランウェイ上の空間だけではなく会場全体が彼のデザインに思え彼の為に作られた公共施設なのかと思ってしまうほど空気が一変し度肝を抜かれた。
彼の世間とのズレから感じた孤独は真実を感じ取っていたからだと思う。生きていたら今ごろ機能性がないステキなデザインのマスクを作っていたに違いない。この人を知れて良かったと思う作品でした。
チャ

チャの感想・評価

3.5
ショーというよりも"イリュージョン"
事件現場を目撃したかのような衝撃が観客に走る

個人的にはサラバートン以降のコレクションの方が好きだけど、マックイーンさんのショーには服を見る以上の価値があったんだね
マックイーンのハサミさばきが芸術!
現代社会を映し出す刺激的で美しいショーに見入ってしまった。
STARLET

STARLETの感想・評価

5.0
(リー)アレキサンダー・マックイーン。(以下「彼」)
滅ぼされる側であると知りながら、滅ぼす側へと戦いを挑んだデザイナー。
人の心の光と闇を、服とショーとで表現し、自ら去ったアーティスト。
モードの反逆児。


通常のショーにおいてモデルは、服を際立たせるためにマネキンのような存在になりきり、感情と表情を殺してランウェイをリズミカルに、機械的に歩く。
そこには服の持つ美しいデザインや色、流行の方向性、観る者を高揚させる欲望(「美しいものを見たい」「欲しい」「自分もモデルのようになってあの服を着こなしたい」等)はあっても、さしたる物語は無く、欲望以外の感情を動かされることは余り無い。
ゆえにその空間は、どこか人間性の希薄な、なにかとても奇妙な感覚で満たされ、その中をモデルや服の動きだけが、音楽を伴って淡々と流れてゆくこととなる。

しかし彼の残したいくつかのショーには、それとは違う特別な輝きがあった。
モデルたちは、彼の意図した感情を宿しながら彼の服を身に纏いランウェイを歩むことで、マネキンから人間へと蘇生した(ときにそれが狂気に魅入られた姿を露呈していたとしても)。
また、無機質な機械や物体等は生命の鼓動を付与され、躍動した。
ショーの鑑賞者たちは、普段は目を背けている(または全く気づくことのない)「醜」や「愚」の中に蠢(うごめ)く「美の別の顔」を鼻先に突きつけられ、自らの本性を炙り出されて、それを半ば強制的に直視させられた(しかしそうされたことに異様なまでの快感を覚えてしまった者も少なくないかもしれない)。
そして何よりもそこには、現実と地続きの物語が脈打ち、感情の雫を滴らせながらリアルな姿で観る者を見つめ返していた。

彼曰く、

「服は美しい物だが、外には現実がある。現実に耳をふさぎ、世界は楽しいと思う人に現実を伝えたい」

「日曜のランチをした感じでショーから帰ってほしくない。最悪の気分か、浮かれた気分で会場を出てほしい。どっちでもいい。何も感じなきゃ僕の仕事は失敗」

「年を取って仕事を辞めるなら、誰も働けないように会社を焼き払う。引継ぎは無理だ。僕のショーのテーマをどうやって考える。僕のショーはすべて私的なものなのに」

「この世に存在しない場所を探している。この上もなく美しい場所を。僕の頭の中の世界が、現実に存在するとは思えない」

それらの言葉は、彼が本物のデザイナーでありアーティストであったことや、プロ意識が恐ろしく高かったことを物語る。
しかし彼の世界の本質は、それらとは別の

「海に親しみを感じる」

「自然に囲まれていたい」

(樹齢400年を超える木に対して)「夜はライトアップしてひらめきをもらう」

という、ごくありふれた言葉の中にこそあったように思う。

彼は年に十数回ものショーを行うという殺人的なスケジュールをこなす状況の中で、麻薬や脂肪吸引に手を染め、病に侵され、大切な理解者を疎遠な関係のままに失った。
肉体的にも精神的にも追い詰められ、狂気に身も心も浸食されつつ、しかしそれでも自らが自然の一部であるということから目を背けずに、ピュアな感覚を惜しげもなく曝け出して前進することを試み、仕事で結果を積み重ねていった(その積み重ねは死へのカウントダウンでもあったけれど)。
その姿は、「究極の美」を求めて勝算の無い戦いへと赴いていったようにも見えたし、「永遠の愛」という幻のオアシスを求めて、果ての無い砂漠を彷徨っていたようにも見えた。

大いなる野心と研ぎ澄まされた感性を武器に、この世で最も生命感の希薄な場所のひとつ(ショーのランウェイ)に、削ぎ取った自らの命を種として蒔き、造花ではない本物の花を咲かせようとした稀有な挑戦者の、儚くも愛おしい、勇気に満ちた物語。

『McQueen』

黄金の蛾や花々に縁取られ、咲き誇る生花で彩られたスカルの向こう側より、海のような青い瞳でこちらを見つめる視線のその先に、私たちは束の間彼となり、何を観るのか。



追記
彼は内側と外側への視野をかなりの速度で広げていったけれども、その両方の視野を広げていけばいくほどに中間の存在は無くなってゆき、最終的にはその中心で危ういバランスを際どく繋ぎとめていた数本のピンが無くなって(亡くなって)しまったとき、彼は完全に支点と制御を失って、急激に加速した内と外へ広がりゆく力に、その身を引き裂かれてしまったように感じた(もちろん原因はそれだけは無いけれど)。
「普通」という凡庸で安定した感覚から抜けられない者の方が、確実に長生きは出来る。しかし表現を追求する者は必然的にそこに留まってはいられない。
表現者たちの「素晴らしさ」と「業」を感じた。


追記2
映像表現と相性が良く、映画からインスピレーションを得ることも多かった彼は、キューブリック監督作品の『バリー・リンドン』から影響を受けたコレクションも発表しているが、映画同様に奥深い。
個人的に『バリー・リンドン』を偏愛しているので、相乗効果も相まって大好きだけれども、ジェットコースターのような人生であることなど共通点も多々あり、深く考えさせられる。
keiji

keijiの感想・評価

3.6
この映画で初めて本人の画像を見た。
サンローランなどとは違う、何か武骨な印象の若者。
サンローランは71歳まで生きた。
マックイーンとの違いはなんだったろう。
ゲイ、ショーへのプレッシャー、老舗メゾンとの契約、似ている事項は多いが全く異なる二人だ。
6

6の感想・評価

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鑑賞日 : 2020.05.11
鑑賞方法 : 動画配信サービス | Amazon Prime Video(映画レンタル)
vanilla

vanillaの感想・評価

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意外と隠キャなんだなって
ファッション系のドキュメンタリー見てるともっと尖ってて自己主張激しい人が多いイメージだけど、個性的ではあるけど普通っぽい面があって安心した
晩年痩せていく姿には悲しいものがあった

ジバンシィにマックイーン?ってなったけどジバンシィいきなりめっちゃ奇抜に若い感じにされてて笑った 白と金のコレクション綺麗かった。
トムフォードいけめんすきる〜〜
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