マックイーンもまた、謎の死を遂げた人なので好奇心で観に行ってきましたが、この作品、想像以上に壮絶です。
マックイーンの服なんて買えませんけれど、彼のショーは以前から面白くて観ていたので、その裏側が垣間見れてよかったです。
しかし天才と名付けられた人たちのプライベートは、みんなどうしてこんなに闇の中なんでしょうね。
まるで闇にいないと光を表現してはいけないよう…。
彼を見出したイザベラ・ブロウがご主人に「私は小さな太陽の光だったでしょう?」と言って死んでいったのが刺さります。
残されたほうは思い出と生きなきゃいけないってのに。
ひどい話です。
イザベラは年老いていく自分と、病魔に侵されて仕事ができなくなる自分を悲観しての死でしたが、
マックイーンもまた、最愛の母親を亡くしたことでの悲観でしたね。
なんて、脆いんだろう。
すみません私、図太くて強くてwww
もうあんなショーは観られないんでしょうねぇ。
そしてデザイナーというより彫刻家に近かったリー(マックイーンの名前)、どうか安らかに…。
にしてもこの作品の編集力、お見事でした。