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アラジンのamのレビュー・感想・評価

アラジン(2019年製作の映画)
4.3
はーもう実写化実写化って大概にしてよね、オリジナルこそ至高だつってんだろ。ま、なんか評判良いみたいだから?見るだけ見てあげるけど? くらいの何様スタンスで映画館へ行った私、オープニングから涙ぐみエンディングで大号泣の巻………

ライオンキングでの後悔を活かして今回は字幕で。これが良かった。

【以下ネタバレ含むかも】
正直ホールニューワールドはオリジナルの方が好き、あとジャスミンの部屋のバルコニーはもっとバカみたいに広くあってほしい、ジャファーはもっと邪悪な見た目じゃないと……とか後から思えばいろいろあるけど、見てる間はそんな事ネチネチ考える暇がないくらい楽しかった。何故か「アリ王子のお通り」で泣いた。
最近全力で豪華絢爛な楽しいシーンを見せてもらうと"ありがとう"という気持ちが湧いてきて涙してしまう(スパイダーバースとかもそうだった)

ジーニーはアニメならではの外連味が薄まるかわりに内面的な肉付けがなされていたのでちゃんと愛せるキャラクターに仕上がってた。
漠然と「自由になること」ではなく「人間になること」を願うのも良い変更だと思う。
ジャスミンの強い女性キャラとしての味付けはまぁ、世相だね…という感じ。とにかく顔が可愛過ぎて惚れた。
アラジンも美形&美声すぎて惚れた。「次会う時返す」つって髪飾り盗るやつ何アレ惚れすぎて死ぬ。このシーンが実写版追加要素の中で一番GJだったと言っても過言ではない。

そして大号泣のエンディング。ああいう皆幸せになって歌って踊って大団円!!みたいなやつホント弱い。フレンドライクミーがまた流れるのも不意打ちだったし、何よりこんな石頭原作厨の私までちゃんと楽しませてくれて素直にワクワクできたのが嬉しくてね…泣いちまったよ……


アラジンを筆頭にライオンキング、美女と野獣あたりのディズニーアニメが育ての親である私にとって最近の実写化作品は言わば「若くてキレイな継母」みたいな感じでどうも心を開けないし、正直リトルマーメイドやわんわん物語のリメイクもどうなのよと思ってるけど、あんまり頑なにならずに観に行ってみようって、思いました。
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