蛇らい

ペット・セメタリーの蛇らいのレビュー・感想・評価

ペット・セメタリー(2019年製作の映画)
2.9
めちゃハッピーエンドでよかった。

死と向き合えていない人々の描写がとにかく不気味。正気がなくなった姿はまるで屍のようだ。しかもずーっと陰鬱展開。

家族の死を受け入れないということは、家族と過ごした時間も否定する行為であり、自分自身さえも殺すことと等しいのではないかという疑念が浮かぶ。

本来普通のお墓に埋めて、弔うべきペットの猫への間違いが結果的に、娘をも失う理由になってしまったこともうまい。

オリジナル版でアキレス腱をメスで切られるイメージが強かったところに、一発フェイントかまされるのがウザくて笑った。

ラストにはまた家族がひとつになるという点では、微笑ましい着地だったのではないか。
蛇らい

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