Kaz66

マイ・ジェネレーション ロンドンをぶっとばせ!のKaz66のレビュー・感想・評価

3.6
60年代、英国。
それまでは貴族や上流階級による“統治”という厳しい階級社会(CLASS)が純然と存在していた『親(大人)の世代』であった。
しかし、60年代に入り『初めて若い(しかも)労働者階級が声をあげた』変革の時代をドキュメンタリー・タッチで振り返った映画。
英国俳優の大スター:マイケル・ケインを案内役に、ミュージシャン(ビートルズ,ストーンズ等)やモデル(マリアンヌ・フェイスフル、ツィギー等)、カメラマン(D・ベイリー等)、デザイナー(メアリー・クワント等)、ヘアスタイリスト(ヴィダル・サスーン)らの“文化人”が自由を勝ち取っていく様を貴重なアーカイブ映像や音楽で紹介してくれます。
そして、“Swingin' city London”のドラッグやクラブ・カルチャー、セックスの価値観、ポップアートといった所々に“時代の空気”を伝えてくれます。
ベイリーが「カメラマンになるのは簡単。髪を伸ばして、ベストを羽織り、PENTAXを持って偉そうにしてれば、明日からでもカメラマンになれる」と話す件が、長い間練り作られたものでなく、瞬発的な判断で“やりたい事をやる”という『ソコに飛び込んでみる』感が出てて良かったです。
まぁでも、全体的にはBBCやNHK-BSでやってるような回想番組みたいな感じでした。
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