ブタブタ

Diner ダイナーのブタブタのレビュー・感想・評価

Diner ダイナー(2019年製作の映画)
3.0
世界に誇る天才写真家・蜷川実花先生だけど之はいつにも増して更にダメだった。
『蜷川実花展』の写真の数々は素晴らしかったです。
特に有名人を撮った写真が有名だけど本当に素晴らしいので映画とかはもう止めた方が。
それと父君・蜷川幸雄先生の肖像画がさりげなく飾ってあったりしたけど、写真展でも父君・蜷川幸雄さんが亡くなった日の一日を写真に撮って並べるとかアラーキー大先生の『センチメンタルな旅』みたいな事やってたけど蜷川実花先生といえばあの極彩色の世界だしモノクロ写真に関しては全く才能ないと思うし写真家として大成してるんだからもう何かにつけて父君を引っ張り出したりするのはもうやめた方がいいと思う。

こっちは殺し屋がヒャッハーみたいなのを見る気でいるのに
「サラリーマンが行き交う中をひとりこっちを見て独白している少女」
ウーン、ダサい!
つーか玉城ティナに生まれてる人がこんな人生にはならないから!
之は『ジャスティスリーグ』もそうだったけど本編始まる前に辛気臭いくだりから始まるともうテンションがさがる。
豪華俳優のコスプレ大会と変な芝居は見てて恥ずかしい。
原作は平山夢明先生何ですね。
だけど何かこういうの見覚えのある気がするのは平山夢明小説ではなくて寧ろ→
誰一人として感情移入出来るキャラクターがいない。
変な格好してる戦闘スキルの高い殺し屋がいっぱいいる。
恥ずかしいセリフだらけ。
すぐ殺したり命が基本的に軽い。
何か西尾維新の『人間シリーズ』みたいな感じがする。
そう思うと面白いかも。
それから玉城ティナ・メイド服の最初のタイプがミニスカでなくてよく見るとキュロットパンツというか股が割れてるズボンタイプ何だけどアレはダメだ。
土屋アンナの派手着物で銃構えてる姿はよかった。
美術にしろワンシーンとか止まった「絵」がスゴくいいって思う箇所が多々ある。
之は紀里谷和明監督『CASSHERN』もそうだった。
だからやっぱり蜷川実花、紀里谷和明の両者共に「映画」を撮る人じゃなくて「写真家」何だと思う。
美術以外に見る物は何も無い。
最後の方気がつくとドンパチドンパチやってたけど何で?ってそんな事を考えるのも馬鹿らしい。
壁に飾られてる絵が横尾忠則みたいと思ったんだけど調べたらやっぱり横尾忠則だった!
それと品川祐さんてあらゆる仕事、何でも受けるんだな。
ブルドッグがモロにCG何だけど日本だからクオリティの低さは仕方ないのか。
本郷奏多の小人も日本では本物の小人を使えないから特撮で誤魔化すしかない。
現在日本ではマメ山田さんしかいない?
蜷川実花さんはマメ山田さんの写真も撮ってるしマメ山田さん出して欲しかったな。
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