ハナちゃん

青の帰り道のハナちゃんのレビュー・感想・評価

青の帰り道(2018年製作の映画)
3.8
amazarashiが良かった。ちょっと音楽に寄りすぎた感があるぐらい。素直に映画は面白かった。
ありがちな出来過ぎた青春映画設定と思いきや、それぞれのキャラクターがジワジワと葛藤して交差して群像劇として生きている。彼らは高校時代を“青春”と呼び、社会の現実に押し潰される度に“青春”を振り返りもがく。その姿に不思議と「ああ青春だ」と納得してしまった。生きていること自体が、切り取って見れば青春なのかも。
そして最後に「たられば」が流れるんだから、やられてしまったよ。
撮り直して完成したのは奇跡だ。