ハナちゃん

PERFECT DAYSのハナちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

うーん、自分には面白くなかった。

役所広司が芝居の為にトイレ掃除練習してる感じ。芝居が良くても何故かリアリティない。かっこ良すぎてね、ずっと受け入れられなかった。ミニマリストの部屋、読書、ママチャリ風だけどかっこいい自転車(たぶん役所が乗りこなすからだろう)、なんかかっこ良い生活(に見えてしまう)。
周りの役者ではアオイヤマダが良かった。その他は保証された面々で固めた感じだが、ぐっとは来なかった。舞踏=田中泯ならいいのか、いただけないでしよ。それから歌手に歌のシーンはダメです。そんな簡単に持って来ないで。
外人に日本の最新トイレを紹介するにはいいのかも。綺麗なトイレばかり。あ、そういう話から始まった企画だったかな。それなら正解なのか。日本人として感覚的に違和感が多い。あれだけ掃除して手を洗うカットが一度もない、1つの雑巾で色々なところを拭く等、気になってしまう。迷子になった子供の手を拭いた母の感覚は、そりゃそうだと。
でもヴェンダース監督にはもう少し期待してしまったなぁ。音はあったけど匂いが無い。もう少し土着的に踏み込んで欲しかった。
もつと映画に浸りたかった。揺れるような微妙な感覚が欲しい。