こう

レッド・ノーティスのこうのレビュー・感想・評価

レッド・ノーティス(2021年製作の映画)
3.0
出演者が豪華で、パッケージからも内容(映画としての面白さという意味で)はある程度保障されるだろう、と勝手に期待して鑑賞したのですが、それがあながち外れていない作品でした。

タイトルのレッド・ノーティスは、映画内でも解説がありますが、インターポールが発行する最重要指名手配者を対象にした逮捕状のこと。

以下、簡単なストーリーです。

クレオパトラの卵と呼ばれる宝石がローマの博物館に展示されているが、レッド・ノーティスが発行されている美術品専門の泥棒が盗みに入るとの情報があり、インターポールとFBI捜査官が博物館を訪れる。

盗みの情報源がビショップと呼ばれる美術界のブギーマンからだと伝えると、(ブギーマンは想像上の妖怪、つまり想像上の何かで実際には存在しないという意味から)博物館の関係者は聞く耳を持たなかった。

しかし、情報の通り、美術品泥棒によりクレオパトラの卵は盗まれ、FBI捜査官が執拗に追うも逃げられてしまう。
はたして盗まれてしまったクレオパトラの卵は取り戻せるのか?

逆転に次ぐ逆転で、驚きはあるものの、まったく読めない展開ではなかったです。といってもそれによりつまらない、というわけではなく、良い意味で裏切られるので、アクションなども含めて、良作の部類です。

ただ、レッド・ノーティスにより、本作の展開がキーになるわけではないため、タイトルにする必要はなかったのが残念な点ではあります。

最後の方は個人的には意表を突く展開だったので、展開がワンパターンにならず良かったところと言えます。

出演者のイメージの通りなので、各出演者に悪いイメージがなければ楽しめる作品です。
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