このレビューはネタバレを含みます
これ程までに登場人物の感情が爆発するシーンが多いのは何故か、考えながら観ると面白い。
『機嫌の悪さの程度を教えろ』
『1から10で?』
『7で上昇中だ』
序盤のこのやり取りが印象的。
ギフテッドにもいろんなタイプがいるが、天才と言われた主人公なら気づくのではと思われる物語終盤の皮肉めいた台詞、その暗示するものに気づかないのはやや不自然。
観客に胸のざわつきを与える以外の効果は感じられない。最後の種明かしで勿体振る感じになり少し残念。
それまでのスピード感ある展開と対照的に失速する。その速度の加減を楽しむのが、この映画の良い所なのかも知れない。
序盤、主人公がニュースを見ているシーンでカットインする3つのパズルの内、一つは(株)ビバリーの『純白地獄』1000ピース。
全て白の無地で絵は入っていないパズル。
お手頃価格で手に入るので、映画の気分を味わいたい時には良いかも知れない。
その上に積まれた4000ピースのパズルも興味深い。
他の作品ではあまり(?)見かけない、スーツ姿にコンバースがカッコいいジョン・マルコヴィッチが見られる。
ケンカを抑制する為の離婚アプリ?