search／サーチのうかりシネマのネタバレレビュー・内容・結末

行方不明になった娘を探す父親の姿が、全編PC画面で描かれる。
同様の手法で撮られたアンフレンデッドシリーズとは異なり、時間のスキップや画面の拡大が使われたり、音を被せる、不自然にカメラを起動し続ける、TVで放送されているニュース番組を移すなど、“劇”的な撮り方。低予算をカバーするためのアイデアだろうが、ニュース映像なんかは完全に破綻しているので微妙。

メール、Facebook、Tumblr、配信サイトと淡々と順にログを辿っていくだけなのでイベント感に乏しいが、証拠が集まってドラマが動き出してからは面白い。二転三転する犯人に、主人公の感情が乗り、PC画面を使ったもどかしさで観客を刺激する。
娘の交友関係が掘られ、本当に誘拐なのか犯罪に加担していたのかという揺さぶりもあり、胸糞悪くなるのも好み。