ストーリー:★★★☆☆
キャラクター:★★★★☆
映像:★★★☆☆
音楽:★★★☆☆
『ゴーストライダー』シリーズ第1作目。
マーベルの実写映画の中では、ヴェノムやモービウスと同様、見た目は完全に悪役なのに世界を救うというダークヒーロー。
話の流れはオーソドックス。
ひょんなことからスーパーパワーを手に入れて、ヒロインがいて、自分の正体を話すも信じてもらえず、でもそのヒロインが自らの弱点となり、敵にさらわれ、最後は起点を利かせて勝利すると。
ゴーストライダー(ニコラス・ケイジ)って、燃えるドクロにレザージャケット、長い鎖に大型バイクと、ヴィジュアル的にはイカついホラーなんだけど、中身はいい人なのでそのギャップがなんか笑える。
しかし敵が弱すぎる。
特にブラックハート(ウェス・ベントリー)の手下がみんなほぼ瞬殺でまったく魅力的じゃない。
ブラックハート単品にして、その分ゴーストライダーとの絡みをもっと増やした方がよかったんじゃないかなと思う。
あとは、ケアテイカー(サム・エリオット)の西部劇感と、ちょいちょい挟んでくる『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)と『ターミネーター2』(1991)を彷彿とさせるシーンがあったのは、映画好きとしては楽しい。
そんなわけで、正直そこまで面白いわけじゃなかったけど、キャラの見た目が濃すぎて印象に残る作品。
MCUの『エージェント・オブ・シールド』(2013-2018)のシーズン4にも出てくるらしいので、これを観ておくとそこがより楽しめるかも。