VisorRobot

メン・イン・ブラック:インターナショナルのVisorRobotのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

どっちつかずの及第作。

壊滅的につまらないわけではないが、新しいところはなくハッとするほどテンションの高まるシーンもない。

だいたい、宇宙最強の武器がそこらの土産屋で売ってそうな石ってなんなんだよ! それをめぐって攻防されてもイマイチスケールがちいさく思えてしまう。
MIBの化学力があればそれくらい作れるだろ!

エージェントTの正体とか昔絡んだエイリアンが助けてくれるとかいちいち展開がベタなのは良いのだが、それならそれで大衆が拍手喝采するような見せ場がなくてはならない。一番の見せ場が前述の武器をぶっ放す場面ということで正直場面として力不足(予算不足?)に感じた。

また、見た目の悪いエイリアン罵倒ギャグも正直不快に感じた。エイリアンとはいえ、地球人と共存している時点でほとんど外国人のメタファーといって差し支えないのだから主人公チームは差別心なく接しろよ!
今回「<メン>・イン・ブラック?―今そこは触れないで」というくだりがあったりポリコレに対する目配せがあったのだからその点にも多少配慮をするべきではないか。

全体にそろそろ続編のタイミングだからガジェットを利用してそこそこの作品創ろうぜという作り手の志が透けて見える。だから吹き替えを吉本坂46に任せるような人事がまかり通るのだ……。
VisorRobot

VisorRobot