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メン・イン・ブラック:インターナショナルのMAOWのレビュー・感想・評価

2.1
ラストまで「これ結構なくそ映画じゃないか・・・?」と思ってましたが
結果としてはちょっとクソ映画でした(笑)
多分数日と保たずに記憶がニューラライズされる(笑)

なんだろ、最近アクションでワクワクするようなやつに出会えてないなあ・・・。
なんか、昔なら見なかったであろうジャンルのほうが好きになりつつある・・・。これが大人になるってことなのか←


メンインブラックって、なんかちょっと古臭い感じの、でもそこが逆にリアル、みたいな映像と、エイリアンコメディっていう題材がマッチしてて
そこにお堅いボケのトミーリージョーンズとおちゃらけしっかり者ウィルスミスっていう組み合わせが合わさって
あの唯一無二の作品に仕上がってたんだと、改めて思い知らされましたね、今回。


今更なんで『メンインブラック』なのかが分からない。
『トロン:レガシー』の時も思ったけど、その作品の本質やイズムを引き継げないなら、なんでわざわざ続編を作るのか。今回監督も違うし。
まあ大昔の映画の続編作るブームだから仕方ないんでしょうけど。


話の流れも大して新鮮味ないし、エイリアンの造形やキャラも特に目新しさがない。
というかエイリアン自体あんま出てこない!

話の構成も乱暴で、結構突っ込みどころ多かった印象。

高速移動するときには変形するが、次の駅では初めから変形した状態の電車。
(そもそもあそこはMIB以外来ないのでは?普通の電車のフリしてる意味が分からん。)

Hが敵を引きつけている間に青デブ星人を助けるって作戦なのに、「H、手を貸して。」と無茶ぶりしてくるM。

HとMがバディになっていく過程の演出も特にないし。

Rebecca Fergusonに仕えてた殺し屋の出番、あれで終わり?とか登場人物の使い捨て感もいただけないなあ・・・。


なんでHに関してみんながしきりに「昔と変わってしまった」って言うのかも謎。
だって観客は昔のH知らないんだもん。ずっとノリで生きて乗り切ってるだけのアホにしか見えない。
そして最後までそこから成長しない。
だから、TがHを後継者にしたいと思ってたとか、次期局長になるとか言われても、「なんで?」としか思えない。

でもずーっと「センスと拳銃のみでハイブを倒した」とか言ってる、昔の栄光に縋ってるだけの奴、と思わせてからの伏線は良かった。
ここのみ良かった。

あとはRebecca Fergusonが出てるのが良かった。大好き。
あとポーニィのキャラは良かった。

以上。



あ、てか何なのあのクソ吹き替え。
『TIME』の篠田麻里子なみにクソだったぞ(笑)
ポーニィの斎藤さんはメチャ上手でした。
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