【想像を超えるラストに笑いが止まらない】
「リング」の中田監督はホラー以外にコメディも作れるんですね。
大いに笑わせていただきました。
途中までは誰にでも起こりうるスマホの恐怖、
ネット社会への警鐘を鳴らす作品のように感じてました。
ところが終盤にいくにつれ、非現実的な話の数々。
スマホを落として起こりうる現実的な話と
このあり得ない非現実的な話を
同居させるナンセンスさ。
しかも非現実的な話を危機的な状況の中、しゃべるわ、しゃべる。
長々と解説してくれたおかげで緊迫感も無くなるというマジック。
わざわざスマホを落とした延長線上にする話でもないし、
結局何を描きたかったのか分からないです。
もはやタイトル詐欺と言われてもおかしくないレベルです。
ジャンルも
ちゃんとコメディに分類してくれなきゃ、サスペンスだと思って観ちゃうでしょ。