ヤグ

女が階段を上る時のヤグのレビュー・感想・評価

女が階段を上る時(1960年製作の映画)
3.8
【金ない男は階段に上れない】

女を武器にした商売はお金と愛憎が渦巻く。

騙し騙され笑って泣いて
狸と狐の化かしあい。

自分を求めてくれる男はいるが、好きにはなれない。
でも保険としてはいてほしい。

しかし彼らに夢を与えなければ他の女に奪われる。

不安感に負けて身体を許せば、その男は裏切っていく。

自分が好きな男に裏切られ、
自分を愛してくれた人に見限られ、、、

自分からは求めてないし、与えもしないのに、
可能性を奪われいく焦燥感は募るばかり。

幸せになりたいはずなのに、、、
一生懸命生きてるはずなのに、、

強かに生きていくために今日も女は階段を上がる。
ヤグ

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