塔の上のカバンツェル

キングの塔の上のカバンツェルのレビュー・感想・評価

キング(2019年製作の映画)
3.7
ヘンリー5世の伝記的映画?
シェイクスピアの戯曲をベースに脚色しているらしく、100年戦争とかこの辺の歴史は明るくないので、ティモシーシャラメ成分を摂取するために観た。

脚本の密度はそこまで濃くないけども、キャラの造形や情景描写、戦闘シーンの脚色などで印象に残るような映画で、Netflixっぽい。

いやでもこのテンションで大河ドラマ作ってくんないかな。切に願ってる。

特に地味な攻城戦シーンは現実ラインの引き方がリアルで趣あり、後半の合戦シーンは泥沼で揉みくちゃにされながら、甲冑と肉が鎬を削り合う感覚。メルギブのブレイブハートみ。

兎にも角にもティモシーシャラメが作品全体を支配するので、彼のための映画と言って差し支えなく。

仏側皇太子役のロバートパティンソンの濡れ髪の艶やかさもよかった。
最近パティンソンがお気に入りになりつつある。