時系列は基本的に過去から現在に遡る形だけれども、登場人物それぞれの生い立ち・関係分かるシーンが散りばめられ、息子と父はもちろん、2人を客観的に見る周囲の登場人物の感情も想像しやすく、面白かったです。
父の誇りであろうとする息子と、息子を愛し救おうとする父親とドラマは、どんな関係であろうと他人は他人、という現実を浮き彫りにしているように思えました。
愛を動機に「他人」のために生きることができる、という点で、愛は素晴らしい感情。一方で、所詮自分の感情でしかない点で、愛することは虚しい。と感じました。
