少女が平穏な暮らしを手放し、闘いに身を投じるまでのお話。
冒頭に施設での人体実験の様子を描いた様子が流れますが、子供を実験材料として消費した研究員の邪悪さを描いただけで終わっていますね。
戦闘シーンに突入し、主人公が覚醒してからは話が加速して面白いです。ただ、それまでが少々ゆったりかと。
田舎で貧しいながらものどかな暮らしをしている様子を描き、そんな穏やかな日常から非日常に切り替わる過程を見せるのはわかるんですがね。
賞金目的に出演したテレビによって施設の人間らに存在が知られ、襲撃に遭う流れはわかりやすいですね。
そこから戦闘、主人公の過去・失った記憶とひとつの嘘が暴かれてからは疾走感のある戦闘と演出の力に引き込まれました。
冒頭の脱走シーンや今までのカットの伏線が一気に回収される手腕はお見事。
守るべきもの、帰る場所のために闘いに赴く彼女のこれからはどうなるのか。
まだ序章に過ぎず、ここからどう着地するかはわかりませんが、シリーズのラストまで見届けたいですね。
