このレビューはネタバレを含みます
「愛がなんだ」
第一感、
岸井ゆきのの横顔が小松菜奈に見えた。
※ つまり、岸井ゆきのも深海魚系。
彼女の作品は初めて観たと思っていました。しかし、なんか観たことあるなぁって思ったら「前田建設ファンタジー営業部」に出ていたことがわかり色々繋がりました!
岸井ゆきのの破滅的奉仕系キャラ。
なんか、のめり込む系の顔してるもんなぁ。。。
←僕個人の偏見です。はい。
「さよならくちびる」を観て
成田凌くんの作品をまた観たくなった。
そして、
成田凌くんの感じ。
「カツベン」
「弥生、3月」
「糸」
「まともじゃないのは君も一緒」
と観てきて、
この作品がそれらの前。
あ〜、この作品の時からすでにこのキャラかぁって。
自分都合の線引きした関係。
自分が辛い時はそばに誰かいてほしい。
ご飯つくって欲しい。
でもそこから先に洗濯したり掃除したり整理したり、
そこまで望んでない。
これって成田凌くん最低って感じるのか、
それともなんかそれわかる〜って感じるのか。
そこまで好きじゃない人に自分が支配されるのが嫌って感覚なのか。それともまた別の感覚なのか。
明らかに自分に好意があって自分の都合で振り回しても怒らない相手。
それって恋人という対応な関係ではなく王様と家臣というか奴隷関係だなって。
江口のりこが
「あ〜いうのダメ」みたいな話をしているところ。
岸井ゆきのと成田凌が結局似たもの同士って感じるところと似たもの同士すぎて同じ感じがする相手に嫌悪感が出るのかなぁって。
「俺、山田さんのそういうところ嫌いなんだよね」
ってところ。
なんか深いなぁって。
中盤過ぎの
「お互いが良ければいいんじゃない?」
のところ。
その前の
その女サイテーだなってところ。
成田凌くんにも言えるところ。自覚してるから気まずいんだねってところが画面越しに伝わってきます。
「諦めることくらい自分で決めさせてください」
のシーン。
言語で伝えられないくらいジワジワっときた。切ないよね。
恋でも愛でもない。
この執着はなんだろう?
相手を支配したい。
相手を独占したい。
そんな感覚に見えましたね。
そして、
マモちゃんが言っていた象の飼育員。
ラストシーン。
相手に自分を投射して、
自分自身が好き。自分自身を好きでいたい。
○○が好きな自分が好き、みたいな感じ。
なんとなくだけど、
あ〜わかる〜になった。
※ 自分で実践したいとは思わない。