緑

愛がなんだの緑のネタバレレビュー・内容・結末

愛がなんだ(2018年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

原作未読

クズとダメの五重奏。

一番響いたのは、
好きな人がいるとあとはどうでもいいと言うテルコに
元同僚が問うた「自分も?」。
それな!
本人たちは好きなことしているから
自分を満たしている気になるけど、
傍から見たら自分も
どうでもよくなっているように見えるのよな!
わかるー!

好きな相手には下手に出て、
その他の人には雑な守。
わかるー!

自分を好きだと確信を持てる相手には
超絶雑な扱いをする葉子。
わかるー!

とにかくガサツで煙草吸い過ぎなすみれ。
わかるー!

増長する王様より増長させる家臣のほうが
もっと残酷と言う仲原。
いや、それは違くね?
8:2くらいで王様のほうが残酷じゃね?
でも仲原的にはそうなのな、と理解可能。

自分は恰好良くないと言う成田凌。
さすがにそれはない。

終盤、テルコの守への気持ちは
恋でも愛でもなく執着だと自覚していたことに安堵。

33歳になったらゾウの飼育員に転職と言っていたのを
20代のテルコが横取りした印象のラストカット。
画はかわいいけど、
守になりたいという過去のテルコの発言がここで効き、
怖さも含んだいいラストだった。
緑