マチャアキ

飛べない鳥と優しいキツネのマチャアキのレビュー・感想・評価

飛べない鳥と優しいキツネ(2018年製作の映画)
3.7
🏡家では父親からのDV、🏫学校では陰険な虐めに合いながらも、📝作文を書くことや⌨️ゲームの世界に浸ることで、自分の居場所を作るミレ。🐤飛べない鳥とはもちろんミレのこと。ある日公園で、パフォーマンスをカムフラージュに何かを捜し続けるシュールな着ぐるみの人物と出会う。🦊キツネとはこの人物のことだが、問題を抱えるミレにとかく優しく寄り添う。キツネと接するうち何処か心の拠り所となっていくミレ。キツネの後押しも手伝って、ミレに変化が生まれる。それは学校でも現れ、或る事件の引鉄に繋がっていく。

学校ではじめてできた👩友達の裏切り。
はじめて好きになった👱‍♂️男子の本心。
イジメられる側に落ちた👱‍♀️クラスメイトの心境。
イジメられる側から解放された🐤ミレの葛藤。

天涯孤独のミレ。果たして本当の友達を作ることはできるのか、どうなのか。。

🦊キツネが🐤ミレに優しく接するのには理由がある訳だが、🦊キツネと過ごす時間が🐤ミレの凍りついた心を溶かしていき、いつしか🐤ミレの気持ちも優しさで満たされていくのがわかる。それはキツネからの〝理由なき愛の証し(コブクロ蕾より😆)〟ではないかと、見返りを求めない優しさなのだと感じ得たのですが、、、皆さんはどう感じるのでしょうか。

決して深刻になり過ぎず、あくまで爽やかさや温かさを奏でながら、現代のイジメや思春期の子供たちが抱える問題を丁寧に丁寧に作り上げた秀作。
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