ランボー　ラスト・ブラッドのほりいさんのネタバレレビュー・内容・結末

ランボーへの愛と別れの映画。
前作で実家に帰り、ティーンと触れ合うことでトラウマへ蓋をし、一般の生活へ順応しつつあったランボー。その状態からどこまでやれば乱暴は解放されるのか、戦場は1作目以来のアメリカ、そしてランボーの救済が丁寧に描かれています。

特に戦場をアメリカに持っていく工程が秀逸でした。アクション映画文法的な、例えば街でギャングに拳銃を向けられて軽率に撃退しても捨て置けば逮捕されないといったものではないです。
前作までの流れを踏襲した上で、散々暴れてフェイタリティまで行ったランボーが自己肯定することで救われるのは愛以外の何物でもないです。

一番好きなシーンは、やはりエンディングのモンタージュ。ありがとうさらばランボーという想いが込み上がります。ポスクレも嬉しい。