ほりいさん

バッド・ルーテナントのほりいさんのネタバレレビュー・内容・結末

バッド・ルーテナント(2009年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

ドラッグの力で常にオールインな悪徳警官の奇妙なプチ生存物語。

常にキマっている割にはトリップ感が薄く、イグアナ以外はあまり面白いシーンがありませんでした。ケイジのキマり演技とそれに振り回されるその他大勢が主な見所で、のっぺりした印象でした。

自発的に行動することで良くも悪くも事態は変化し、主人公は自分の命を省みず多くの事柄を強引に推し進めたものの、最終的にはあの結末で所詮は振り子の上で踊っていたに過ぎないのだと感じました。この無鉄砲な主人公に限らず、人の行動や人生に大差はなく等しく無常であると語っているようでした。

警官モノですがアクションはないので、グラスを傾けながら吹き替えでケイジをまったり見るには向いている映画だと思いました。

一番好きな登場人物はイグアナです。