ぶれ

永遠に僕のもののぶれのネタバレレビュー・内容・結末

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

大まかな感想としては、実話が元になっているとはいえ、とんでもない作品だなというひと言に尽きる。
主人公である美しい少年カルリートス、彼の思考だったり信念、美学、そういったものをとにかく純粋に表現しているのが不気味で気持ち悪い。分かりやすく狙ってるなという不気味さはないのに、人間の芯が持っている変な感覚をしっかり描写する事で不気味さを見事に演出出来ており、作品として完成されていたと思う。

カルリートスは犯罪を犯しているのに、なんでこんな風に描写されているんだと思う人が出るのも納得できるが、それが彼の本質なのだろう。多分この本質を見て、人は彼のことを変人だと言ったり、気持ち悪いと言うのだ。自分も視聴後すぐは上記のように不気味で気持ち悪いと思った。だが、この純粋さの表現こそがこの映画最大の魅力ではないだろうか。(カルリートスの美しさも魅力の1つではあると思う)
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