ほ

永遠に僕のもののほのネタバレレビュー・内容・結末

永遠に僕のもの(2018年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

王子さまみたいなブロンドの青年が自らの衝動(第三者から見るとそれは「異常性」とも呼べる)に溺れ、吐息のように人を殺し罪を重ね、ついには愛する者を殺して堕落する話。最後は捕まる。
本編のシーンをカットしたジャケットの写真/タイトルに惹かれたら間違いない、その通りのものを見せてくれる。

カルロスの重ねていく犯罪や殺しは、アーティスティックな映像やちょっと昔の映画を彷彿させる洒落た画面作りや色彩で、それがなんか白昼夢みたいな浮世離れした感じがあった。
実話を基にした作品だと視聴後知ったけど、そういう犯罪ノンフィクション要素のある作品にしては、上記も相まって、悲惨さや残忍さがあまり感じられなかった。

アンモラル(倫理や道徳に反する、のではなくそもそも「無い」)なカルロスが語り部なので、そういう雰囲気で良かったのかもなー、と感じた。
ほ