永遠に僕のもの、、、、、
なんで?
奪ってしまえば? 殺してしまえば??
ってことなのかな。
カルリートスには、そんな執着心など皆無だと思う。僕のものにしたい、、、なんてこと考えるのだろうか。
まず邦題の違和感に首を傾げてしまった。
ラモンに対して、同性愛的感情を匂わせる描写が目につき、事実は、モデルとなった人物が同性愛者だったかどうだか知らないけれど、観客あるいは制作側の“そうだったらいいな”的な描写のように感じられた。
ラモンの股間への興味、指を重ねようとするしぐさ、とても近い距離での対話、自らの指を咥えさせるという性的欲求を思わせる行為。
もう、完全に、そうである。
なので、そういう視点で見ないと、この作品の主題が見えてこないのかもしれない。
女房役だった自分を捨てて、別の輩とコンビを組んだラモン。しかもパトロンの男とはセクシュアルな関係をもつくせにカルリートスを受け入れるつもりがなさそうな憎い男。いっそ殺してしまおうか。殺してしまえば、永遠に僕のもの、だから。
それが主題?
なんだか釈然としない。
印象にのこったこと→
初っ端で盗みに入った家のインテリアが最高。71年最高。67年から72年くらいのプロダクトデザインが、ほんとたまらない。
赤いセーターに水色の壁。この組み合わせも大好き。とてもブエノスアイレスっぽいな、とも。