Matthew

THE GUILTY/ギルティのMatthewのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
3.4
オペレーター、殺人を止めようの巻

もう無限邦画編下車することにしたので、気分変えて前から見ようと思ってた本作観ました。なんかアメリカで911にピザの注文が入って悪戯電話かと思ったけど、被害者もオペレーターも機転を効かせ事件解決できたみたいなエピソード思い出しました。(1番下に貼っておきます)

"微かに聞こえる音を頼りに"みたいな触れ込みで面白そう、と思ってたんですが正直な感想としては、映画としてはちと退屈でした。これなら映画じゃなくてラジオ、活字で良いのでは… というのも設定の如く、電話の音から事件を紐解いていくのですが、90分間ほぼ主人公の顔のアップでシーンが変わらないので純粋に観ていて退屈過ぎる… その電話からの音のみ、という設定自体も作品内であまり活かされておらず、ただただ冗長に感じてしまいました。ピザ事件はほんの会話だけでも臨場感ある会話が想起できて、楽しめたのに

そして肝心の事件が予想が簡単に付いてしまうのと、どんでん返しもまぁそんな感じかな?って内容でしたし、何より物語通して得た主人公の印象と真逆のオチだったんで、それもうーーーん、という感じ。映画"search"では同じような手法で、事件がPCのモニター上で進んでいきますが、あちらは序盤からかなり緻密に伏線が貼られていて、終盤にかけての盛り上がり、最後のどんでん返しがかなり面白かったので、本作観た方はそちらを是非おすすめします!

・やり取り
オペレーター 「911です。どちらで緊急事態が発生しましたか?」
相手 「大通りの123番地です」
オペレーター 「OK、そこで何が起きましたか?」
相手 「ピザの配達をお願いしたいのですが」
オペレーター 「奥さん、あなたは911に電話していますよ」
相手 「はい、わかってます。ラージサイズのピザをペパロニ、それとキノコとトウガラシのハーフアンドハーフでお願いできますか?」
オペレーター 「う~ん……、申し訳ありません。あなたは911におかけになったことを承知してますよね?」
相手 「はい、どのくらいかかりますか?」
オペレーター 「OK、奥さん。そちらは大丈夫? 緊急事態なの?」
相手 「はい」
オペレーター 「誰かがそこにいるから、正直な話ができないの?」
相手 「はい、そうです。どれくらいかかりますか?」
オペレーター 「そちらまで約1マイル(1.6キロ)の距離に警官がいます。あなたの家に武器はありますか?」
相手 「いえ」
オペレーター 「このまま会話を維持することはできますか?」
相手 「いえ。それでは、ありがとう」
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