サメドーナツ

THE GUILTY/ギルティのサメドーナツのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
3.7
オペレーター室の中だけで進行していくワンシチュエーションサスペンス。事件の現場は一切映されず、主人公であるアスガーが通話で受け取る"物音"や"会話"などの少ないヒントだけを元に事件の真相究明をしていくという斬新な構成であり、徐々に引き込まれていく様な緊迫感の作り方が秀逸。

「状況が分からない」、「現場には向かえない」という不自由さからくるストレスや焦燥感をアスガーと共有する約90分間。こういった職業が如何に大切で如何に困難かを体感できる良作。