サムカワ

THE GUILTY/ギルティのサムカワのレビュー・感想・評価

THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)
4.7
「警察は守るのが仕事だ」


いや〜映画力ですよ
映画力がハンパねぇっすよ……。


「search/サーチ」のような限定空間映画ということで、前々から楽しみにしておりました。


緊急通報室のみで展開するワンシチュエーション
上映時間88分中 ほとんど…ってかほぼ全編主人公の顔のアップのみ!

電話の先の音だけで事件を解決する極限サスペンス!!


主人公以外で顔にフォーカスが合うキャラクターって2〜3人くらいですよ

とにかく観ているこっちの呼吸をコントロールする緊張感が映画全体を支配していました。


映画において"音"がどれだけ重要なのかわかりますね。
声色や環境音の隅々にものすごい情報量があるんだな…と。


電話の向こうの景色が見えないからこそ、凄惨な事態はより凄惨に感じます。
「残酷表現をあえて見せないことで想像力を掻き立てていいんですよ〜」
っていう言い分
僕は大嫌いなんですが、本作に関してはそれがものすごく活きてます。


とにかく、えっ…て声が出てしまう展開の連続でした。


何も知らないで観た方が絶対にいいので、お早めに!
あととにかく"音"が大事なので、劇場鑑賞マストですよ!!!!

おススメです!!
サムカワ

サムカワ