このレビューはネタバレを含みます
まず時間が短いのがいい(この構造やとあれ以上は難しいやろうけど)。お尻痛くならないの大事。
割と早い段階で誘拐じゃないんだろーなーとか弟あれなんやろーなーとかは分かるので、どう明かされていくのかというのが一つ。
電話越しの面白いのは、向こうを完全に僕らが想像しないといけないこと。
これって実は一人一人見てる映像が違うってことだよね。どんな人物なのか、どんな情景なのか、顔かたち、色、温度、湿度。
見えないところを想像して脳内で映画が完結するのは演劇的だなーと思った。
何度か本筋とは違う電話のやりとりがあるねんけど、それがストーリーのヒントになってたりするのかな、って思ったけど、あんまりうまく結びつけられなかった。全く意味ないとそれはそれで寂しいねんけど。
最後の電話の相手、一緒に行った子は記者への告白の電話じゃないかと言っていた。
ネットでは嫁はんにじゃないかって書いてあるのもあった。そこもまた想像するところか。
サーチと並べて語られることが多いけど、限定されたシチュエーションってこと以外は全然違うよね。サーチはサーチで面白かったけどー。