このレビューはネタバレを含みます
想像に反して、とてもキレイな映像の映画でした。
『ショーシャンクの空に』レベルの刑務所シーンがダメなので、かなり覚悟して恐る恐る観たのですが、目を背けてしまったシーンは二カ所くらいでした。
パリのシーン、海のシーンは美しいし、残酷なことはのべつまくなしに起こっているのですが、基本的に抑えられたトーンで描かれるので、ショックを増すような演出はなされていない。
うまく言えないけれど、品の良い映画だと感じました。
フランスだからなのか、服装などがいちいちおしゃれ。
自分から観ることがないジャンルだけに、すすめられて観て良かったです。
ラストに本人の写真が出てきましたが、もう見るからに悪そう。笑 チャーリー・ハナムは善人顔ですね。
当時の映像なども流れて、かなり忠実に作られているんだと驚きました。
ラストでドガが残ることにした理由は、自分が足手まといになるからなのか、ほんとうに悪魔島が彼には楽園なのか、そのどちらもなのか、考えました。
一緒に観た人が、ドガは自分はあそこから飛び降りたら死ぬと思ったんじゃないかと話していて、その発想はなかった。
観終わってから、お店でおしぼりと突き出しが出ただけで感動しました。なんてしあわせな私たち。ダイエットにいい映画かも?