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ロケットマンの茻のレビュー・感想・評価

ロケットマン(2019年製作の映画)
4.0
北京五輪のネイサン・チェンのフリー曲がロケットマンだったので触発されて鑑賞。

エルトン・ジョンは知っているけど、自発的に音楽を聴いたことはないし、歌声を聴いても識別できないレベルで、
ただただ「ド派手な天才ヒットメーカー」と言う浅い印象しかなかったので、映画を観ながら、あーアレもコレもエルトンジョンの曲だったのか〜!と勉強になった。

それにバーニー・トーピンとの友情とか素晴らしいな。

あとジョン・リードのキャラクター濃い!でもご本人がプロデューサーに連名しているからOK出てるんですよね?まぁ全く内容観てないだけかもしれないが…。

しかし完全にミュージカル舞台の映画化だろうと思って観ていたので、観終えてオリジナル映画?と知ってかなり意外だった。
まぁご本人ご存命だからそこまで暗い内容にはならないのかもしれない。
それともエルトン・ジョンの人間性なのか。
両親からの愛情不足だったり、酒や薬依存による堕落のドン底も描かれているものの、エルトン・ジョン自体は基本的には明るいんだよなぁ。
本当の所は分からないし、それは「愛されたい」という欲求の裏返しでもあるのだろう(本人の苦しみや孤独は計り知れない)が、それでもやっぱりエルトンジョンのもつ明るさみたいなものがあって、それが彼の素晴らしい性質(魅力)だよなぁと自分は思ってしまう(エルトンジョンの何を知ってんねんすみません)。それだからバーニー・トーピンとの長い友情なんかもあるのだろうと思う。

あと後にコカインやアルコールを辞められていて、今も活躍しているのがすごい。

主演のタロン・エガートンが歌上手いのは全く知らなかった。歌シーンでふと感動する瞬間があった。まぁでもエルトンジョンには悪いけどちょっと彼は男前すぎるけどね〜。

あとブライスダラスハワードもすごかった。アメリカ人?ですよね?ちょうどスパイダーマン見たあとでイギリス人役観て驚いた。しかも相当体重増量してて役者魂がすごいっす。
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