このレビューはネタバレを含みます
エルトン・ジョンに詳しくなくても問題無く楽しめました！
富と名声を得ても孤独だった男が最後の最後でやっと愛を得られる迄を描く切ない物語でありました。
ラストがどでかいイベントを大成功させると言うようなもっとカタルシスに満ち満ちたものを期待してたので静かに終わったのは少々心残りだっものの、成功と挫折、そして再起と云う王道の展開なので鑑賞後は気持ち良くなりました。
エルトン・ジョンの人となりを全く知らなかったので、ホモセクシャルである事や同じく同性愛者のマネージャーに良い様に利用されてたこと、仲間との仲違いと仲直り等ボヘミアン・ラプソディで観たフレディと似通った人であったのには驚かされました。
監督を含めてボヘラプに携わったスタッフが関わってるそうなので、見せ方に似通った部分があったのかもしれませんが…。
一番愛されたい人に振り向いて貰いたくて始めた音楽を極めたのに、その人（父親）に愛されなかったというエルトン・ジョンの境遇が余りにも滑稽で切なかったなー…。
ミュージシャンとして大成してからエルトン・ジョンが父親と再開した際、レコードに父親宛ではなく父親の友人宛にサインするよう頼まれたシーンなんて、見てられなかった。
ありきたりな表現ですが、例え富と名声を欲しいままにしても愛を得る事は出来ないんですねー…😢
