くじら

ロケットマンのくじらのネタバレレビュー・内容・結末

ロケットマン(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

 Blu-rayレンタルで鑑賞。映像特典は曲のレコーディングやコメント、タロン・エガトンとエルトン・ジョンの対談。歌詞表示機能や歌だけ再生機能も。

歌唱について
 タロン・エガトンの歌唱が見事。ただのカバーではなく映画の内容を表現する歌でありながら、タロンによる解釈で再構成されていて最高の出来だった。ミュージカル調なので歌での表現が大きな部分を占めていて、辛い時もそんなに重苦しくならないところもよかった。とにかく歌がべらぼうに上手い。
 
映像について
 子ども時代や気持ちがすれ違っても、みんなに捨てられたり?薬に溺れたり、どん底になった時など、とても辛い思いをした出来事があってもミュージカル調だったりそこまで重苦しく感じずに見ることができた。(クソ野郎は本当クソ野郎)
 両親のネグレクトが本当に酷かったけど、音楽に救われるところ、音楽で道が開けるところがよく表現されてると思う。
(ハイになった時のロケット🚀としてぶっ飛んでいく表現はちょっとびっくり。しかもあれ死のうとした後だし)
 あと地味にアメ車とイギリスの車が同じ時代でも全然違ってるのがいい。

全体として
 セラピーに始まり、最後にI’m still standingで立ち上がる展開がよかった。両親が何度もエルトンを傷つけるのが辛いし、クソ野郎が本当クソ野郎でマジでクズだったけど、バーニーがいてくれて良かった。(余談だけどSINGの時のタロンくんのI’m still standingとはまた違ってて、歌い出しとか特に込められた感情の熱量に圧倒された。)
くじら

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