このレビューはネタバレを含みます
監督 北野武
主人公はたけしじゃなく小野昌彦(柳ユーレイ)。草野球チームの中でも腑抜けの補欠。脇を固めるのはたけし軍団がたくさん。ダンカン、渡嘉敷、ガダルカナルとか。
でも一番カッコ良いシーンはたけし。そこは弟子に譲らない。
極楽鳥花(バードオブパラダイス)の豪華な花束の中にライフル仕込んで、ぶっ放す!本作の最も美しく爽快なシーン。これだけでも見る価値ある。
話はまとまりがない。ただ見所あるシーンがいくつもある。
唯一、残念だったのは主人公。何もなくぼーっとしてて、でも何故か石田ゆり子とは付き合えて。しかも最後は道連れ。夢オチなのでそこはご愛嬌かもだが、主人公として何もやってない印象。
対比して、ダンカンやガダルカナル良かったな。演技も普通に良かった
沖縄のビーチで遊ぶところ、組に乗り込むところとかソナチネ、彷彿させる
笑えるシーンたくさん
とにかくたけしが勝手すぎて笑えた。
愛人に舎弟の渡嘉敷と寝ろと命令。していると、そこ代われ!といって女をどけて渡嘉敷を掘ってしまう笑
その上渡嘉敷に俺の女と寝たからだ、とか言って代わりに指詰めさせる。将棋の駒で押すとかもうコントだったわ。
次の日から不機嫌になり、女を殴る。そうこれでもかというほど殴り続ける。
野球シーンはホームラン打って前のランナー追い越しちゃうところは本当笑えたな。
石田ゆり子の若い時めちゃ可愛い。でも今もあまり変わってない笑
2021.120