Sデューク

ザ・ファブルのSデュークのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・ファブル(2019年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作未読です。
劇場予告で見た二人の美女を本編で観たい、というミーハーな理由鑑賞しました。

幼少時から、ボス(父親?)に山野でのサバイバルトレーニングを受け、普通の人生を知らない伝説的殺し屋稼業の主人公が、ボスから殺し過ぎを宣告され、1年間の普通の人の生活を命じられ、その修業期間中に降り掛かるヤクザ絡みの災厄を切り抜ける物語。

基本岡田准一のアクションが最大の見せ場のアクション映画で、初っ端からターミネーター並みにヤクザの組員を次々と銃殺し、普通の生活修業に入ってからは殺さずに撃退するシーンが容赦なく続きます。また、ヤクザ同士での抗争シーンでも、容赦ない銃殺・刺殺流血シーンがあり、結構エグイ、シリアス表現が含まれます。特に、柳楽優弥の頭のネジが飛んだヤクザ役は、なかなかリアルっぽくて秀逸でした。
しかしながら、普通の生活シーンでは、常識を知らない主人公の行動をまじめにユーモラスに描くコメディーパートが多分に含まれて、アクションパートとのギャップにほっこりとさせられ、シリアスの中への心の緩和の絶妙な配分に気分良く楽しく観る事がでしました。

劇中で描かれる主人公と清水ミサキ(山本美月)の距離の接近具合や、ほぼ描かれていない偽装妹のヨウコ(木村文乃)との関係などからみて、きっと続編にて明らかになって行くのではないかと思います。

流血映画はあまり好きではないですが、続編があったら、きっとまた(二人の美女を)観に行く事でしょう。