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バオのsatoshiのレビュー・感想・評価

バオ(2018年製作の映画)
4.1
『インクレディブル・ファミリー』と同時上映の短編。こちらは簡単に感想を書きます。本作も同時上映作品と同じく、「家族」の話でした。

 最初は動く肉まんを通した不思議な生活が描かれます。最初はファンタジーか何かと思っていましたが、観ていくうちに違和感が増してきます。そして、後半に本物の息子が出てくることで、あれが息子との昔の生活だったのだと知るわけです。そして、ここからが本当に泣けますね。母親が息子をどれだけ大事に思っていたかが分かり、そして、息子も本当は母親を大事に思っていて、やり直そうとしています。和解した後、冒頭の食卓に家族が増えたシーンは、簡潔ながらも涙を誘うものでした。

 およそ8分の間に息子の成長と確執、そして和解から家族が増えるまでを詰め込むとは。さすが、ピクサーです。
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