現実を上回るてんこ盛り過ぎるエピソード入れなくていいのではと思う。ここで損しているのでこの点数です。
ウヨン(キムヨングァン)の高校生活は,転校生のスンヒ(パクボヨン)にあって,喧嘩人生を変えて更正。訳ありでゆくえがわからなくなったスンヒを大学の入学案内に見つけて一念発起してソウルの大学に入り,しかしスンヒにはもう彼氏がいて,それでも諦めないで,一途に思っていく人の良さ。付き合っている彼がいたとか,彼と旅行に行ったかもとか,私は高校生のころとは違うの,といわれたりとか,一つ一つ大いにへこむことばかりなんだけど,追い打ちをかけるのが韓国の若者につきものの就職問題。そのときウヨンにもできていた婚約者に正直に話して別れるけど,スンヒはすぐには振り向いてくれない。それでもそこからは長い時間を象徴するシーンが続いて,パクボヨンものにつきもののイチャイチャシーンか,と思ったら,海外赴任の話があるし。ウヨンが友人に話す,彼女に会っていなかったらと考えることがある,という言葉が,父の母への虐待を思い出させて,スンヒは全部なしにしよう,と急転直下。
ここまで試練突きつけたらどんなにいい人同士でも耐えられないでしょ。
そして,君の結婚式,一見破壊的な企みの準備をして,しかし目的は分かれたときの本当の気持ちを確かめ合うこと。妙に現実とファンタジーが交錯するラスト。