久しぶりに観たいと思ったら丁度再上映してた！嬉しい
まあとにかく凄いのはやっぱりアクションへの熱意。というか狂気。冒頭のバラックを横断するカーチェイスに始まり、階段から落下は当たり前、バスからコンクリに投げ出され、ガラスに叩きつけられ、数多の電飾の中滑り落ちる。凄い/凄くないという本来の判断基準など優に超越し、最早ただギリ死んでないだけなレベルのアクションのつるべ打ちで否応も無く高揚した。そして言うまでもないが特にクライマックスのショッピングモール戦。vs中ボスとアイテム奪取をゴールに設置したらもうやりたい放題で、高速の肉弾戦を主軸にいくつもの人体がどんどん痛めつけられていく。そして全編溜め続けた悪玉へのヘイトを、抜け穴だらけの法ではなく決して逃れられない拳の乱打で叩きのめす。アツすぎる！
張り込みアクション→証人護衛コメディ→冤罪もの、とシリアスとコメディが行ったり来たりする忙しなさも楽しい。今見るとやや寒いコント具合もジャッキーチェンの犬系の愛嬌で良い具合に緩和され、スタントの狂いっぷりに対する良い清涼剤になっていた。程よい歪な落差で楽しいです。
