「人は愛を受け取ることでしか愛を知ることはできない」
号泣。愛をテーマにした作品というのは人間の琴線に触れるものがあるなーと。そういえば呪術廻戦0も愛がテーマだったな。
愛は人を縛り付ける"呪い"だ。これは呪術廻戦の映画で強烈に感じたことだ。この映画でも愛という呪いによってヴァイオレットとギルベルトは苦しめられる。
ただ、人はこの呪いを受け取ったり、他者の呪いを代弁することによって優しい人になれる。この映画はヴァイオレットがギルベルトからの愛を受け取ったこと、そして手紙を書くことを通じ他者から他者への愛に共感したことによって、ヴァイオレットが優しい人間に成長する様子を描いている。つまりヴァイオレットが優しい人になるためにはこの呪いを受けることは避けては通れない道なのだ。
これはどの人にも当てはまると思う。優しい人は多くの愛という呪いを受けてきた人だ。だからもしそのような優しい人を育てたいならその人を愛することが必要なのだ。そしてもしあなたが愛されたいと願うなら、周囲に対して愛する心を持つことが必要なのだ。
なんか宗教チックになってしまった。まずはアニメ版を観てから映画を観て欲しい。とにかく美しい。超オススメです。